エモボードの旅 ツイートまとめ 第二弾

2022/05/15

熊本市内44箇所に設置されているコミュニティボード。

studio in.K. では、毎月スタジオメンバー募集のポスターを貼っているのですが、studio in.K.のTwitterではこれらをボードの写真とともに紹介してきました。(2021/9/1〜2022/2/22投稿)

studio in.K.のInstagramでも、追って同写真をご紹介しています。

studio in.K.のTwitter、Instagramのアカウントは以下の通りです。

今回はその写真たちを、番号順にまとめてみました。今回は、NO.31〜NO.48 までをご紹介!(現在掲示ができないところは※で表します。)

前回までの投稿はこちら↓
第一弾(NO.2〜NO.30)

NO.31 ウェルパルくまもと前 2021/9/16

下から登っていくものなのか

上から降りてきているものなのか

とり方はあなた次第

NO.32 白川中学校側 2021/9/5

向かいには

内科とは思えないほどの

鮮やかな赤い屋根が施された

病院がある

生徒の通学路であろう歩道には

かさかさと落ち葉も舞い踊っており

なるほど秋を感じさせる様子である

NO.33 学園通り公園内

夏にうっとおしく思われていた草たちも

この時分になると

ふさふさの敷布団のようで

かもんと受け入れられているように

感じられる

NO.35 熊本学園大学前 2021/9/7

夕方には、向かいには近隣主婦の心強い味方

夢マートがある

近くに大学や高校が多い場所でもあり

この通りは

朝から時間に追われた人たちが

ひしめき合っている

そんなことはものともせず

ボードは今日もそこにいるのである

NO.36 ゆめタウン大江前 2021/10/20

少し肌寒い時節

近くを通り過ぎる人たちは

そそくさと足早に帰宅する

ポスターを通り過ぎる隙間風が

寒さをさらにかき立てている

NO.37 県立劇場前 2021/9/8

大きな木の後ろに隠れているのに

何故かすごく目を奪われる

それも才能のうちだろう

劇場の前だからか

妙に張り切っているようにも見える

NO.38 私立図書館前 2021/9/19

前回とはうって変わって

雲!くも!KUMO!

全てが覆われていないからこそ

惹かれるのか

この隙間を埋めたいと

どれだけの人が思うのか

母性本能がくすぐられるような

この感じ

完璧よりも

少し隙がある方が好まれるのは

人も空も同じなのだろう

NO.39 九州電力大江変電所前 2021/10/21

気づいたらいなくなってしまった

夏の残暑や

今にも振り出しそうな不安定な空

人通りの少ないこの通りで

遠くから聞こえる踏切の音

秋らしいと言えばそうなのだが

言い表せない寂しさが

胸の内を駆け抜けてゆく

NO.40 戸井の外公園前 2021/9/23

げこげこ 外だけど中みたい

開放感に満たされ

落ち着いた気持ち

矛盾って

いろんなところに潜んでいる

NO.41 帯山西小学校北側 2021/9/9

親切にされると

逆に自ら茨の道を歩みたくなる

ここも上りやすいように階段はついているが

ワンステップで

一番上に上りたくなってしまう

下から眺めると

頂上はとても遠くに感じるが

いざ登ってみると

なんてことなかったんだ

NO.42 保田窪バス停前 2021/10/7

真っ青な空の下

お日様が起きてくる時間は

静寂に包まれていた

うーんと羽を伸ばし

わんさか登校してくる児童を

まだかまだかと待ちわびている

NO.44 身障者福祉センター前 2021/9/10

歩道に敷き詰められた膝丈の草たち

そこから唐突に現れてくるもの

急すぎて気づかないことがよくある

そこだけ切り取るととても目立っているのに

かくれんぼが上手なのかもしれない

NO.45 県立大学北側 2021/10/5

日の入り時間にもかかわらず

せわしなく通り過ぎていく

いくつもの自動車

雲ひとつない空は

グラデーションにあたたまり

今日のお日様を待っていた

NO.47  キリスト教会前 ※ 2021/9/13

まるで

水彩絵具で塗ったような

群青色の空だった

すぐ隣には

怪しげに光る電灯が一台

夜の街を照らしていた

NO.48 県営鉄砲塚団地前 ※ 2021/10/6

くんくんくんくん

背中からは美味しそうな香り

うなぎ、からあげ、いたりあ料理

パン屋にかふぇにセブンイレブン

毎日の献立に困らない通り

 

 藤野未波

-コミュニティボード