【ジュニアクラス稽古日誌】主役はだれ???

9月16日(水)は、studio in.K.での稽古でした。

六人六色チームは、宮沢賢治さんの『注文の多い料理店』の作品創作を進めています。冒頭の、紳士が道に迷う場面をつくりました。紳士が森の中を歩いているのを表現するために、森の木たちが横歩きしています。ばんざいしている木や、傾いてる木、葉っぱを落としている木など、いろいろな木を2人で演じます。

お話の中に、「風がどうと吹いてきて、草はざわざわ、木の葉はかさかさ、木はごとんごとんと鳴りました。」という文章があります。それをみんなの身体だけで表すためにはどうしたらいいかな? とみんなで考えました。木や草の役のメンバーは、スタジオの中を大きく動いて、紳士たちはそれに驚いて後ろに下がったらどうかな? などの意見が出て実際にやってみました。写真でも躍動感が伝わってきますね。紳士はセリフもいっぱい覚えないといけないのに、木や風の役をしてる人の動きがダイナミックすぎて、紳士役のメンバーが「わたしたちが主役なんですけど! 」とちょっとプリプリ。ジュニアクラスのメンバーはモノの役が得意で、しばしば主役を食ってしまいます。

My My taiは、宮沢賢治さんの『銀河鉄道の夜』をもとに、自分たちで新しい停留所を考えました。まずは、歌姫のコンサートがあっている停留所です。乗客みんなで歌姫の歌う「海」に聞き惚れます。

次になんの停留所をつくりたい? ときくと、「ゆうれいの停留所! 」とすぐにアイデアが出てきました。ひとりずつゆうれいを考えて、自己紹介をしました。スタジオがひんやりしてくるような、こわ〜いゆうれいがたくさんでてきました。(これは電気ゆうれいです。)

My My taiも、ジョバンニとカムパネルラを演じる中学生2人より、いろんな役をする小学生メンバーのほうが大変なんじゃ…? という気がしてきました。

どちらのチームの作品も、ジュニアクラスらしさが出てきました! 発表会が楽しみです。


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